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#1339
『「才八の生きる道」展』

Character

おくった人:息子さん => もらった人:お父さん

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「才八の生きる道」展

Concept

今回は、高齢者住まいである「銀木犀」にて、写真展を実施しました。

企画者は、才八さん(88)という男性入居者を父にもつ息子さん。才八さんは先日入院したときに、余命わずかであると宣告されました。
息子さんは「お父さんの人生や思想を多くの方に知ってもらえたら」と想っており、それを実現するべく写真展をスタートさせました。

才八さんは、昭和5年に福島県会津で生まれ、若い頃に東京大空襲などを経験しました。家も貧しく、学業より農作業を優先すべきという価値観の村で育ちましたが、まわりの理解を促し、なんとか大学進学のために上京します。

その後も貧しい生活が続き、自宅が全焼するなどの事故にも遭いますが、尊敬すべき師との出会いに支えられ、のちに社会福祉法人を設立します。保育園や学童、地域交流活動を推進しました。

また、自身の経験から「固定概念から生ずる偏見や差別はなくすべきである」と考え、障害者福祉にも取り組みます。今でこそそのような施設は沢山存在していますが、当時はかなり珍しく、周囲の風当たりも強い中で自身の考えをとことん貫き通しました。

思想や信念が強く、仲が良かろうが筋が違えば妥協をしない性格で、まわりと衝突することも多々ありましたが、その芯ある考えを評価する人も多く、たくさんの方に慕われました。そんな才八さんの力強い人生を、写真展にて表現しました。

写真展には、ご家族はもちろん、親交の深い仲間や、経営していた保育園の職員・園児などが訪れました。みな、直近の才八さんの様子はご存知でしたが、生い立ちをはじめとしたこれまでの人生を見るのは初めてで、中には感動されて涙ぐむ姿も見られました。

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Voice

おくった人:息子さん

頭のなかで描いていた父の一生が、写真展にすることでカタチになり、まわりの方々に鮮明に伝えることができました。父と付き合いの長い方々は、写真展を見てすごく喜んでくださいました。また、私自身が父の一生を振り返ることはなかったので、どんな人生かを深く知る、いい機会になりました。

もらった人:お父さん

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